外国人観光客が年々増加している中でも、まだまだぬぐえない「タトゥー問題」。
いったい何が理由でここまで嫌煙されているのか、、、
気になって調べてみると意外と面白い事実もあったので、興味のある方は是非参考にしてみて下さい!
そもそもタトゥーと刺青の違いは?
言語的な話で言うと、タトゥーの和訳が「刺青」なので、同じ意味合いになります。
ただ実際のイメージとしては、彫り方やデザインに違いがありますよね!
例えば彫り方、、、
- 刺青=手彫り
- タトゥー=機械彫り
「彫り方」が違いか!と思いきや、刺青も機械彫りがあり、タトゥーにも手彫りがあるので「違い」ではなさそうです。
次にデザイン、、、
- 刺青=和彫り
- タトゥー=洋彫り
「デザイン」が違いか!と思い、それぞれの特徴を調べてみると、意外と全然違いました。
刺青
- 動物のパーツ、骨格などを研究しデザインされた図柄が多い
- 天狗や般若、龍、鯉、虎などの日本の伝統的なモチーフ
- 額と呼ばれる背景でまとめたデザインや力強く描かれた輪郭線、ぼかしの濃淡が特徴
タトゥー
- ファッション性が強く、文字などのワンポイントでも入れられる
- 民族柄などのおまじないや安全祈願など、精神性が強いデザインも
- 黒とグレーで表現されたスカルや薔薇が特徴、場所や大きさを問わず自由度が高い
タトゥーと刺青の違いは?
調べてみると、意味合い的には同じ「体に模様を入れる」行為です。
なので広義で言えば違いはありません。
ですが、その中で強いて違いを上げるとすれば「デザイン」という事になりますね!
タトゥーと刺青のイメージは違う?
前述で、タトゥーと和彫りの「違い」はデザインでしたが、デザインの入れ方にも特徴があります。
- タトゥー=ワンポイント
- 刺青=広範囲
タトゥーの場合、ワンポイントでカジュアルなデザインを入れる方が多いので、それほど恐怖感を持つ方も少ないです。
ですが刺青の場合、広範囲に広がる柄が多く、昔の名残から反社会的勢力のイメージが未だに強く持たれていますね。
また「タトゥーや刺青」=「威嚇」というイメージが今でも残っているので、、、
- 若者はタトゥーや刺青を受け入れている
- 年寄りはタトゥーや刺青を受け入れていない
とは一概に言えないでしょう。
「タトゥーは良いけど刺青は怖い、、、」
「タトゥーも刺青も嫌だ!」
「タトゥーも刺青も良い!」
などなど、イメージの違いは、世代やジャンルではなく「人による」ですね。
タトゥーや刺青がNGなのは?
温泉
温泉を目的に観光に来る外国人が増えたこともあり、入浴を許可するように変更した施設やシール等で隠すなどの条件付きで許可する施設が増えてきています。
年配の方が多く訪れる地域はまだまだ禁止が残るものの、だいぶ緩和されているようですね。
プール
子供の利用率が高いため、某有名施設をはじめ多くの施設が入園を禁止しています。
園内で発見された場合は退園いただくという規則も。ラッシュガードでさえもNGというところもあり厳しい現状ですね。
近年では条件付きの施設も少しずつ増えて来ているのと、見えないように隠していたら大丈夫だったという声も多くあるようです。
格闘技
最近の試合でもタトゥーによる処分が話題になりましたが、格闘技の試合ではタトゥーをスプレーやファンデーション等で隠すよう義務付けられいます。
ジャンルにより全面禁止か条件付きかは分かれますが、地上波の放送では完全NGなので、テレビの試合でタトゥーをしている日本人選手を見かける事はありません。
タトゥー自体がだめというよりは幅広い年齢層が見る試合においては見せる事を控えましょうという風潮なのかも知れませんね。
一般企業
ネットでタトゥーの事を調べてみるとお仕事関係の悩みがよく検索されており、タトゥーが好まれない業界があるのも現状です。
タトゥーが原因で入社を断られた、または会社にタトゥーがバレてしまいクビになったという話も。
タトゥーがあるというだけで解雇や減給する事は難しいですが、お客様からクレームがある等仕事に支障がある事が証明される場合、解雇も可能と判断されてしまうケースも。
どちらにしろ気まずくなって辞めてしまったという事例も多く、職場には隠して行くという人が多いようです。
タトゥーが入った外国人は日本でどうしてる?
温泉などタトゥーが禁止されている場所では、外国人も例外ではなくそのルールが適用されます。
日本はタトゥーに厳しいという理解もあるため、郷に入れば郷に従えではないですがタトゥー問題のある場所では、事前に調べたうえで利用する人が多いようです。
まだまだ条件付きのところが多いためシール等を使って隠す、見えないような服を着るといった対策が必要ですね。
タトゥーや刺青に対する今の実情は?
2016年3月、観光庁は日本温泉協会などに対し、タトゥーをしている外国人観光客への対応をタトゥーだけを理由に入浴を拒否することは適切ではないと明言する通知を発表しました。
政府も2017年2月に、入れ墨だけを理由に入浴を拒むことは難しいとの答弁書を閣議決定するなど、日本のタトゥーに対しての考え方が変わりつつあります。
ただ、歴史的な背景からまだまだタトゥー問題は続きそうなので、公衆の面前では隠した方が安パイですね。
まとめ
若者をはじめ少しずつ受け入れられているタトゥーも、まだまだ怖い、反社会的と思う人もいて嫌煙されています。
不特定多数の人に見られる可能性がある場所では隠した方が良いというのが結論です!
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